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2007年8月22日 (水)

新3K

新聞に「新3K」って事で、システムエンジニア(SE)について出てました。

  • きつい
  • 帰れない
  • 給料が安い

だそうです。

システムトラブルによる、飛行機の欠航,電話の不通,銀行ATMの障害の原因について、SEの人材不足を挙げてます。

概ね、教育が足りない事が問題だと断定してます。
大学の理系離れや、コンピュータ関係の専門教育の不足、挙句は、専門教育を行う教員も不足している事が原因だそうです。

そうかなぁ~
現役エンジニアとしての考えは、少々違うよ。

理系でコンピュータが使える学生が入社すればいいのか?
・・・もしかして、それって「オタク」だったりしない?
・・・まさか、「変人」じゃないよね?
コンピュータがバリバリに使えるだけじゃ、仕事できないよ。
NAZ思うに、SEに求められる能力は次の順だと思う。

  1. 日本語の理解
    まず、人(お客様)の言っている事を正しく理解できる能力が、絶対的に必要だね。
    もう少し、広く言えば「コミュニケーション」。
    記事には、海外(インドや中国)へのアウトソーシングが進んで、国内自給できなくなるってあったけど、この点が一番の障壁で、意外に進まないと思う。
  2. 業務の理解
    職業SEとして構築するシステムと言うのは、趣味の世界じゃなく、実際の社会の中(REAL WORLD)での経済活動をコンピュータシステムで実施するものです。
    なので、お客様の業務内容をきちんと理解しないと、質の良いシステムは出来ません。
    最低限、世間の常識は知っていないと困ります。
  3. 英語力
    日本語化が進んでいるとは言え、未だに、英語の説明・ヘルプとか、マニュアルとか多いです。
  4. IT技術
    コンピュータの専門知識なんて、この程度の優先順ですヨ(笑)。
    職業SEになってから(就職してから)学んでも十分だと思う。

それと、昨今のシステムで障害が多くなっている一番の原因は、企業のシステム投資額が少なすぎる事ですよ。
システム投資を抑えるとどういう事になるか考えてみましょう。

  1. 安いハードウェア
    以前は、メインフレーム機とか汎用機と言われる各社が独自に開発したコンピュータを使っていました。しかし、これは、とてもとても高いのです。
    最近のシステム構築では、相当な大規模な業務でも、「サーバー機」と呼ばれるコンピュータが採用されたりします。
    インテルのCPUを搭載して、マイクロソフトWindowsのOSで動いたりしています。・・・まぁ、要するに、パソコンのちょっとイイヤツってところです。
  2. ソフト費用が高く感ずる
    このように、ハードウェアが圧倒的に安くなります。
    例えば汎用機で1億円だったものが、サーバー機だと1千万円だったりする。
    そのハードウェアで同じソフトウェアを開発するとしたら、今度はソフト開発費用がすごく高く感じられてしまうんですよ。
    1億円のハードウェアを使って5千万円の業務ソフトを開発するなら納得できても、1千万円のハードに対してソフト開発費が5千万円だったりすると納得されないんですよ。
    同じ業務のソフトを開発するんだから、開発費なんて同じはずなんですけどねェ・・・。
  3. 出来合いソフト
    そうなると、業務ソフトを新たに開発するって言う考え方を変えないといけないんです。
    よくある手としては、新たに開発するんじゃなく既に有る出来合いのソフトを使うって事です。
    結構、これが曲者で、新しいハードとかOSとかとの相性や、非互換とかで問題になることも多い。
  4. ごちゃ混ぜ
    出来合いソフトが1つだけならまだ良いです。
    普通は業務を実現する為には、複数の出来合いソフトを組み合わせて使わなければならなくなる。
    それらが特定のベンダーのソフトなら良いですが、結果的にいろいろなベンダーのソフトをごちゃ混ぜで採用する事になる。
    当然の事ですが、業務システムとして一貫性のないものになります。各ソフト間の非互換だってある。
    システム障害が多発するのも当たり前。
    しかも、復旧にも時間を要すようになる。

って事で、結論としては、企業がシステム投資にケチケチしちゃぁいけない、と言う事になります。

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